修理:走行中、エアコンが切れてしまうことがある(ダイハツ ハイゼット)

今回は、エアコンの不具合では少々特殊なケースです。
時々、走行中に風は出るもののエアコンの効いた冷風ではなく、送風状態になってしまうことがあり、一旦その症状になると、数分間正常に戻らないとのこと。

確認してみると、停車してアイドリング状態で確認する限り、エアコンは正常に動作していますが、テスト走行すると、症状が出ます。
冷媒回路の圧力を測定すると、若干高圧が高めですが、正常の範囲かと思われました。
高圧側の圧力スイッチも正常動作、エバポレータ温度も正常です。
コンプレッサのマグネットクラッチ不良なども疑ったのですが、不具合発生時にはエンジンECUからマグネットクラッチへの信号も切れるので、制御側が原因だと判断しました。

高圧スイッチ以外、冷媒回路を停止させる条件として、
・スロットルセンサ(急アクセル時には一旦エアコンを切る)
・負圧センサ(ブレーキの効きを確保するため)
・水温センサ(異常高熱時のフェイルセーフ)
などがありますが、数値をモニタリングしながらの修理診断には、外部診断機が必須です。

エンジンECUのうち、該当する箇所だけ選択してみやすくし、数値を確認しながら再現テストしてみると、、、、

結果として、今回の車両は、水温(エンジン冷却水)が異常に上昇したことにより、エアコンの動作を停止させていたことが原因でした。
水温上昇の原因は、冷却水交換時のエア抜き不足。
冷却水交換は他店での作業でしたので、すぐに気付かず手間取ってしまいました(新しい車だし、距離もそんなに走っていないので、そもそもそんな作業は必要ないのに・・・)。
まあ、オーバーヒートにならず良かったのですが、基本的な整備こそ、きちんと作業してほしいものです。

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